妊婦さんが運転?バイクに乗るのは危険!妊娠中の乗り物について
2018.4.15
駐車場スペースもあまりとらないバイクは移動手段としても手軽で便利ですよね。
ですが、妊婦さんが運転するとなると、危険を伴うこともあります。
妊婦さんが乗り物に乗るときに気を付けたいポイントやリスクについてまとめました。
この記事の目次
妊婦さんがバイクを運転するのはアリ?
妊婦さんがバイクを運転することは赤ちゃんに影響を与えることは無いのでしょうか?
実際に妊娠中にバイクに乗っていた妊婦さんもいるようですが、妊娠中のバイクの運転は危険なことが多いです。
もし、バイクに乗っていて転倒してしまったら、ママの体は自分で守ることができますが赤ちゃんはお腹の中で強い衝撃を受けて流産してしまう可能性も考えられます。
バイクに乗っていなくても、普通に歩いている時に転んでお腹をぶつけても赤ちゃんのことが心配になりますよね?
これが、スピードが出ているバイクに乗っていて転倒したという場合や、道路を走っている時に転倒したとなると、そこからさらに悲惨な状況を招いてしまうこともあります。
赤ちゃんやママに危険が及ぶようなことはしない方が賢明と言えるでしょう。
妊婦さんがバイクや自転車を運転することのリスクについて
バイクや自転車に妊娠中に乗るにあたって考えられるリスクをまとめました。
■バイク
色々調べてもこれといった専門家の意見は見つかりませんが、これは「妊娠中にバイクに乗るなんて論外」ということだと思います。
お腹が大きくなってくると、バイクを押すときにも負担がかかってしまいますし、事故にあった時のことも考えると、バイクに乗るのはやめた方が良いです。
妊娠したらバイクには乗らないようにしましょう。
■自転車
自転車に乗って良いかどうかはお医者さんによっても意見が分かれるようです。
マウンテンバイクや長距離の利用でなければ自転車の利用は問題ないようですが、バランスを崩して転んでしまうというリスクもあります。
妊娠中のエクササイズとしても利用できる反面、お腹が大きくなってバランスを取りにくくなってきたら、安全を考えて乗らないようにする方が良いかもしれません。
バイク以外も注意!妊婦さんが車を運転する時に気を付けたいこと
妊娠中に妊婦さんが車に乗るときは気を付けた方が良いこともあります。
■妊婦さんの車の運転について
買い物や通勤などで利用する時に必要で、車を利用する方が体が楽な場合は利用することに問題は無いでしょう。
ですが、事故に合ってしまうと母体やお腹の赤ちゃんに大きなダメージを与えてしまうこともありますので、安全運転を心がけるようにしてください。
長時間の運転は避け、適度に休憩をしながら車を運転するようにしましょう。
また、時間と心にゆとりを持った運転をすることも大切になります。
■シートベルトについて
道路交通法施行令第26条第3の2項の【座席ベルトの装着義務の免除】
「負傷、疾病もしくは傷害のためまたは妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上または健康保持上適当でない者が自動車を運転するとき」
というものがありますが、これは、妊婦さんはシートベルトをしなくても良いというものではありません。誤った認識になります。
日本産婦人科学会でも、妊婦もシートベルト着用を行うべきと発表していますので、シートベルト着用をしてから運転をしてください。
妊婦さんが車で外出する時の注意点
妊婦さんは妊娠する前と比べて体に色々な変化が現れます。
●運転中の睡魔
ホルモンが影響して急に強い眠気に襲われることもあります。
運転中に睡魔に襲われたときは、車を停止させて休憩するようにしてください。
眠いのを我慢しながら運転していると、集中力が低下して事故になってしまうこともあります。
●お腹の大きさ
お腹が大きくなるとハンドルがお腹につかえて運転しずらくなります。
ハンドルを切り返すことができなくなって危険になりますので、なるべく運転は控えてください。
●車で出かける時
必ず母子手帳を持って出かけるようにしましょう。
お出かけ中に体調が悪くなったり、病院へ行かなくてはならない事態が起きることもあります。
近場に出かける時でも、母子手帳は必ず持って出かけましょう。
妊娠の週数によっての異なる妊婦さんの体の変化と乗り物について
妊娠週数によって妊婦さんの体に表れる変化が異なります。
■妊娠初期
妊娠初期はお腹が大きくなっていないことから、つわりなどの症状が無ければ普通の日常生活を送ることが出来ます。
ですが、ホルモンバランスの影響で注意力がなくなっていたり、少しの事でもお腹の赤ちゃんに影響を与えてしまうこともあります。
バイクや自転車に乗る時は事故につながりやすいということもあります。
■妊娠中期
つわりが良くなって体調も落ち着いてくるころです。
お腹も大きくなってきて、バイクや自転車に乗るとバランスを崩しやすくなっています。
転ぶ確率も高くなってきます。
■妊娠後期
大きなお腹が邪魔をして前かがみになることができません。
体重も増えていますので、重心が変わってバランスもさらに取りにくくなります。
この時期に自転車やバイクに乗るのはとっても危険!
周囲も心配してしまうでしょう。
自己を起こしてしまうととっても危険ですので、不安な時などは乗らないようにするのが賢明な判断です。
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