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動物の赤ちゃんはかわいい!そこに隠された生き残りの知恵!

2018.4.15

どんな獰猛な動物でも赤ちゃんはかわいいですよね。
その「かわいい」には本能的なものが関係しているんです。

赤ちゃんは「かわいい」を発する事で周囲から護ってもらいやすい環境を作り出せるのです。

この可愛い赤ちゃんの秘密を調べてみました。

動物も人間も、赤ちゃんをかわいいと感じる本能がある

動物も人間も赤ちゃんは本当にかわいいですよね。

どうして可愛い!と感じるのでしょうか?
小さいから?見た目?・・・それは赤ちゃんを可愛いと感じる本能があるから。

動物の赤ちゃんの場合は目がまだ見えなくても匂いや本能でお母さんのおっぱいを探し出し何とか自分の力でたどり着くことも多いですよね。

ですが人間の赤ちゃんは他の動物に比べると、お母さんがいないと自分で動いておっぱいを飲むこともできないほど未熟な状態で生まれてきます。

そこで生き抜くために「かわいい」がカギとなるのです。

かわいくて護ってあげたい、そう思う本能によって赤ちゃん達はお母さんからの愛情を受け取るのです。

赤ちゃんはより可愛さを引き立てるために体に比べ大きく丸い頭、大きな目、膨らんだほっぺ、大きなおでこ、丸っこい体、そして柔らかさを持ち合わせてこの世に誕生してくるのです。

動物の赤ちゃんにいは「かわいい」を引き立てるバランスがあった

動物の赤ちゃんは、どんな生物でもかわいいです。

それにはかわいい!と感じさせるあるバランスがあるのです。

・体に対して大きな頭
・ぷっくりとしたほっぺ
・目と目の間が離れている
・顔のパーツが低い位置にある
・丸っこくてコロンとした体形

これらの赤ちゃんの特徴をある動物学者は「ベビーシェマ」と名付けました。

これは、動物の赤ちゃんに限らず、ぬいぐるみや動物がモチーフのキャラクターにも当てはまることです。

人気がでるキャラクターも、大体このベビーシェマの条件にあてはまるものが多いですよね。

これに当てはまる物が可愛いものと認識する本能が備わっているのです。

その中でも特に人間は特殊な例かもしれませんね。
動物の赤ちゃんなら、親の動物をそのまま小さくしたような状態で生まれてきます。

例えば、鹿や象、キリンや馬などもそうですよね。お母さんにくっついているミニチュアな感じがとても微笑ましく可愛らしいです。

それに比べて人間は、大人とはかけ離れたスタイルで生まれてきますしとにかく頭が大きいです。

それは他の動物に比べて脳が大きいからなんですね。

動物も赤ちゃんがかわいいと感じるのは「生き残るため」?

動物も赤ちゃんが可愛いと思う本能があります。

可愛いので動物の仲間も自然と赤ちゃんを守ろうとしてくれるのです。なので仲間にいじめられたリ襲われたりする恐れがないので、お母さんは安心して仲間に子供を預けて食料を調達しに出かけることができるのです。

特に哺乳類は人間の赤ちゃんのように可愛いパーツを持ち合わせているので、他の動物も赤ちゃんはかわいいと感じるようになっているのです。

あるゴリラは、数年間子猫を自分の子供のように育てていました。人間以外が他の動物をペットとして飼う事はありませんが、ゴリラも子猫が自分の子供ではなくても可愛いと感じたのではないでしょうか。

テレビでも話題になった1996年のアメリカのある動物園で起きた事件。ゴリラの柵に誤って子供が転落した事故がありましたね。
その時1匹のメスゴリラが子供を抱き上げ他のオスゴリラから護った事がありました。
子供を飼育員がいるところまで運んでくれたんです。

これが大人だったらどうなっていたかわかりません。きっと子供だったから可愛い、守らなきゃという本能が働いたのでしょう。

動物をかわいいと思う時、目の大きさが最も可愛さを引き立てる

猫の赤ちゃん。どうしてあんなに可愛らしいんでしょう。
大人の猫はつんとした表情で赤ちゃんの時とはがらりと変わりますよね。

猫の赤ちゃんがとってもかわいいのは、やはり大きな目がポイントになっています。

猫の目はピー玉のようにまん丸なんです。もし、例えば猫の目の大きさを人間に当てはめるとしたら、人間の目はピンポン玉の大きさになるそうです。

それは逆に怖いですね笑

猫がなぜ大きな目をしているのかというと、夜に狩りする習性があるからです。猫目と言われるものですかね。
猫は夜に狩りをするときに、黒目を大きく開き少ない光で獲物を見ることができるそうです。

そして日中に猫の目を見てみると瞳孔が縦に細長くなっていますよね?

あれは自然界で樹や草の隙間から獲物を見るためだから、なのだそうです。

猫のきれいな瞳にはそんな秘密があったのですね。

かわいいと感じるバランスを利用したキャラクターデザイン

可愛いにはバランスがあることが分かりました。

人間は本能で「頭身が低い」「目が顔の低い位置にある」「目が大きい」という特徴を見ると子供っぽいというように認識される本能があります。

そしてかわいい、守らなきゃとも思うのです。

これは進化の中で、赤ちゃんが可愛いと感じていた人達の方が、赤ちゃんを無事に育てあげる確率が高かったため、その本能が研ぎ澄まされ遺伝子として子孫へ伝わっていったのでしょう。

そして、対象が人間の赤ちゃん以外にも可愛いの本能が働くようになっています。

例えば動物がモチーフのキャラクターやアニメの登場人物など。

物にもよりますが可愛いと感じる条件が織り込まれていますし、少女漫画の登場人物などは現実世界ではありえないほどに大きな瞳がキラキラと描かれているものばかりですよね。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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