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米びつに虫!?退治方法とそのお米を美味しく炊く方!

2018.4.23

米びつを見るとまさかの虫!虫を見ただけでもうそのお米を捨てたくなりますが、虫を正しい方法で退治すれば、そのお米を食べることは可能です。

米びつにいる虫を退治する方法は?退治した後のお米を美味しく炊く方法は?

正しいお米の保管方法などもご紹介します。

米びつに虫が!?退治する方法は?

お米に虫が発生したら、もうそのお米は食べられなくなるのでしょうか。
虫が発生しても駆除すれば大丈夫です。

お米を新聞紙やビニールシートの上に重ならないよう広げて、半日ほど陰干しをするだけです。それだけで虫はいなくなりますよ。
風の強い日は避けましょう。お米まで飛んでってしまいます。
虫がいるからと殺虫剤を駈けたくなってしまう気持ちもわかりますが、食品であるお米に殺虫剤を撒くのはやめましょう。虫がついてボロボロになった米粒がある場合は、目の細かいザルでこすと大丈夫。

陰干しの後にお米の匂いを嗅いでみて、気になるような臭いが何もなければそれでOK。洗って食べても問題ありません。

陰干しができなければ、精米するという手もあります。玄米だけでなく、一度精米されたお米であったも、精米機を通すことができますので、精米機で精米することで虫を取り除くこともできます。ただ粒は小さくなってしまうのが難点です。

米びつに虫がいて退治した後は食べても問題ない?

虫がわいてしまったお米を食べるのはちょっと怖い気もしますよね。
輸入小麦にコクゾウムシを放ったら死んでしまったという実験があるように、虫がわくということは、そのお米は安全だという証拠でもあります。お米にわいた幼虫は、貴重なタンパク源だったという説も昔はあったほど。
とはいっても虫は虫。食べたくないのが本音です。

メイガと呼ばれる虫の場合は、目の粗いザルでふるうことで多くを取り除けます。メイガの糸でくっついたお米は、手ですくって取り除くこともできます。
その後は、直射日光の当たらない場所に新聞紙などを広げた上にお米をうすく並べ、1~2時間程放置します。成虫が逃げますので、逃げた虫を駆除します。逃げた虫をしっかり駆除することで二次被害を防ぐことができます。
直射日光の方が虫を駆除しやすいと思われますが、日干しをするとお米の味が落ちてしまうのです。

死んだ幼虫や卵を産み付けられたお米は、お米を研ぐと水に浮きますので、流水でよく洗ってから炊きましょう。
ただし、アレルギー体質であるなら無理に食べない方が安心でしょう。

米びつの虫を退治した後のお米の味は変わらない?

虫がわいた後のお米は、基本的には食べても問題ありません。
お米にわく虫は、噛みついたり毒をもっているわけでもないので、万が一虫と一緒にお米を食べてしまっても大丈夫です。むしろ虫がつくほど良いお米だということ。農薬たっぷりのお米には虫がわくこともないので、虫がわいたお米は、虫を退治すれば安心して食べることができるのです。

虫がわいた後のお米の味に不安を感じると思いますが、虫がわいが後のお米は、炊いてみると多少パサついてしまうようです。艶やかなモチっとした食感を取り戻すには、炊き方にコツがあるのでぜひお試しください。

炊き方は、古米を美味しく食べる時の方法を活用するのですが、水の分量を通常時よりも少し多めに入れます。水に浸す時間も長めにとり、サラダ油を少しだけ足して炊くのです。これで美味しく炊くことができますよ。

虫がわいたからといってそのお米を捨ててしまうのはもったいありません。美味しく炊く方法はありますので、虫を駆除してから試してみてください。

米びつにいる虫の生態とは?

・コクゾウムシ

コクゾウムシは、イネ科の穀物に寄生する害虫です。幼虫は白いウジのような形をしているので、お米をよくみてみると動いているのがわかるとおもいます。
成虫になると体長3㎜前後の大きさになります。
体は茶色か黒、2点の斑点がある場合もあり、前方に長く突出した像の鼻のような形をしているのが特徴です。

成虫はその像の鼻のような口を使って、お米に穴を空けます。空けた穴に卵を産み付け、そこから成虫になります。産卵から成虫してお米から出るまでに要する期間は、夏場で1ヶ月ほどと言われています。温かい環境を好みますので、寒さには弱く、15度以下の環境だと繁殖しません。-20度の環境に1週間おかれると卵だけでなく成虫も生きていけません。これは害虫全般に言えることです。
気温や湿度が高くなる時期は、特にお米の管理に気を付けなければなりません。
お米を冷凍してもコクゾウムシを絶つことができますが、分別しにくいのであまりおすすめしません。

米びつの虫がわかないお米の保存方法!

虫を寄せ付けない方法を知りたいですよね。

よく耳にするのが、米びつに「唐辛子」を入れる方法です。
気温や湿度によってお米は痛み、匂いが発生して虫が寄ってくるのですが、いくら唐辛子を入れておいてもその効果はあまり期待できません。
市販の虫よけ剤もありますのでそれを使う方法もありますが、一番おすすめしたいのは「冷蔵庫での保管」です。

虫は先程も説明した通り、15度以下の温度では活動も鈍くなりますので、冷蔵庫で保管するだけで虫の発生を防ぐことができます。
中をキレイにしたペットボトルなどを利用して冷蔵庫で保管する方法もあります。

冷蔵庫での保管が難しい場合は、冷暗所に保管しましょう。
台所に保管する人も多いと思いますが、虫は高い温度や湿度を好みますよね。水や火を使う高温多湿な台所は適しません。虫よけとしていくら唐辛子などを入れても、高温多湿な環境な環境では意味をもちません。

また、市販には様々な米びつがありますが、密閉できるタイプを選ぶといいでしょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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