油の酸化が腹痛を?!良質な油を摂取しましょう
2018.4.27
油が酸化していると腹痛_02の原因になってしまうって知ってましたか?
酸化した油は食中毒を起こす事もあるんですよ~。
体の健康の為にも質の良い油を利用する事が、普段の食事では重要なポイントです。
気を付けて下さいね!
この記事の目次
油の酸化が腹痛を起こす原因とは
揚げ物は油の酸化が心配ですよね~。でも、冷凍食品の揚げ物ならレンジでチンするだけだから大丈夫?
冷凍食品はその名の通り、長時間冷凍される事を考えて作られているので保存料は使われていないことが多いのですが、添加物は使用されています。
また添加物に加え油の酸化により下痢が起こってしまう場合も!冷凍食品だからと言っても揚げ物の場合は油断できないようです。
油の酸化くらい・・・。と思いがちですが、実は体にとっても良くないと今話題になっているんですよ。
マウスで実験を行うと、体の中では酵素を不活性化する為、いたる器官で素機器の細胞が変化してしまったり壊死をしてしまったりという現象が見られます。
また古い油を利用するとお腹の調子が良くないという方もいらっしゃると思います。
それは腸管での吸収が不十分な為、腸管の内側の壁を傷つけることから生まれる現象です。
古い油を使うだけでなく、油を使用した加工食品でも日光が良く当たる暖かい場所などで長時間保存をすると酸化が見られます。注意をして下さいね。
油の酸化で腹痛、油による食中毒って知ってる?
油でも食中毒になるって知ってましたか?特徴としては短時間で症状が起こる事、その他の食品での食中毒は細菌性の物が多く、その場合は油とは違って潜伏期間があり腹痛へと症状が出る事が多いようです。
気になる症状は腹痛、吐き気、下痢などの症状が主で、食欲不振や胃もたれなどがある場合もあります。
コレだとチョットお腹を壊しただけ!?と勘違いしてしまいますよね。
そして胃腸が元気な人には症状が出ない事もあり、同じ食事をしていても体調が良くなかったらい胃腸の調子がすぐれない人だけが食中毒になってしまう事も少なくありません。
もちろん原因は参加した油です。保存している室内の温度が高ければ高いほど酸化が進みますので、油は直射日光が当たらない涼しい所で保管するようにして下さい。
ちなみに密閉されていても、少しでも空気に触れている部分があれば酸化していきます。まだ開けていないから大丈夫!と油断をせずに保管場所には気を付けて下さいね。
実際に油の酸化が腹痛をもたらし食中毒事件になった事も!
チョットした腹痛だけなら、食中毒かどうかわからないんじゃない?そう思ってしまいますよね。油の酸化が問題ではなく食べ過ぎが原因かもしれない・・・。など、その他の原因を疑ってしまう場合も。
しかし昭和にはインスタントラーメンの油脂の劣化により、大勢の人が食中毒になり腹痛や吐き気、下痢などの症状を訴え事件となりました。
この食中毒をきっかけにJAS規格が施行され、規制が厳しくなっています。
JAS規格が施行されてから油による大きな食中毒が、テレビで取り上げられるような事はなくなりました。ですが腹痛を訴え、油の食中毒とみられる症状で病院を訪れる患者さんは今でも少なくないようです。
もしかすると気が付かないだけで、私たちもかかった事があるのかもしれませんよ。
家で使っている油以外でも注意が必要です
お家の油はしっかりと管理!使いまわしはなるべく避け、保存している場所も涼しい直射日光が当たらない場所へ。
これで完璧!と思っていても、外出時に揚げ物を摂取する時にはやはり注意が必要です。
ファーストフードを好むような方はポテトやチキンなど、揚げ物を摂取する機会が多くなるでしょう。
お店で使っている油は、当然一回使ったからといって変えるような事はありません。外食をした時に限って下痢をしてしまうというような方は油が原因かもしれませんよ。
もちろんスーパーのお惣菜コーナーをよく利用する人も注意をして下さい。調理場などが見える位置にある場合は、揚げ物をする油を覗いてみて!濃い茶色に変色していませんか?それは使い古した油を使っている証拠ですよ。
いつもお腹を壊すときは揚げ物を食べた時、外食をした時という方は胃腸が弱く油に強く反応してしまうのかもしれません。
下痢やお腹の不調が長く続くような場合は、一度病院へ行って相談してみるといいですよ。病院へ行く時は食べたものなどをメモして持って行ってくださいね。
また油による腹痛だと思っていても原因は違うところに潜んでいる場合も、我慢をせずに病院へ行って原因をハッキリさせるのが一番です。
酸化した油は腹痛以外にも体に影響を与えます
酸化した油は怖い。という話をしてきましたが、内臓に影響を与えるだけではなく肌にも悪影響を与える場合もあります。
肌の表面に酸化した油が出現するとシミやしわの原因に!女性にとっては、このような症状が出ると実年齢よりもずっと老けて見えます。まさにシミ、しわ、くすみは女性の大敵なんですよね。
しかし油分が肌に全くないのも乾燥肌になってしまい、これもしわの原因となってしまいます。
一度肌に症状が現れると良い状態に戻すのは大変です。普段からの食事に気を付けて肌のトラブルを起こさないように注意しましょう。
油を食事からとる時は良質な油を取るように、体の中から肌をキレイにしていく努力をするように心がけることが大切です。
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