猫の値段は冬になると安い?他にもあった猫の価格が下がる理由
2018.5.4
販売されている猫の値段はどんな理由で安い・高いが決められるのでしょうか。
また、できるだけ安く猫をお迎えするためにはどんな方法があるの?
猫の値段が安い時期、安くなる理由など、販売されている猫の値段について考えてみましょう。
この記事の目次
猫を飼いたい!できるだけ安い値段で猫を飼うには?
◆猫を安く飼うには
ペットショップなどで購入する以外に、猫を迎える方法には次のようなものがあります。
・野良猫を拾う
・知り合いからの譲渡
・保健所での引き取り
この場合は、まず病気にかかっていないか、寄生虫がいないかといった健康診断をする必要があります。
健康診断、各種ワクチン、去勢や避妊の手術までで、おおむね3~4万円程度はかかります。
◆ボランティアからの譲渡
さまざまな理由で飼い主のいない猫を保護しているボランティアからの譲渡では、「譲る」とはいうものの、無償ではないことも多いのが実状です。
医療費などの初期費用の他、猫の保護活動に必要な寄付を渡すことが多いでしょう。
ボランティアの事情によっても異なりますが、思ったより費用がかかることもあります。
猫を安い値段で飼う方法は?季節や性別、月齢などでも違う
【ペットショップで販売されている猫は冬に高くなる】
猫は春と秋が繁殖時期。メス猫が発情するのは日照時間が関係しているため、冬は猫の出産数が少なくなるため、冬期は猫の販売価格は上昇する傾向があります。
【メスよりもオスのほうが安い】
猫を繁殖して販売するブリーダーは、出産するメスを手放したがらないのです。
また、平均的にメスは体の大きさが小さく、売りやすいことからペットショップなどではメスの価格は上がりがち。
オスの方が安くお迎えできる可能性が高いのです。
もし、メスなのに意外な安値がついてる場合には、なんらかの不具合がある可能性もあるので要注意です。
【より幼い子猫は高い】
やはりできるだけ小さいうちから飼いたいと思う人が多く生後2~4か月の子猫が人気。逆に生後半年以上過ぎると買い手が付きにくくなり、値下がりするショップが多いです。
猫は値段の安い・高いよりも運命の1匹に出会えることが喜び
猫の種類が多ければ、思い描いた猫に出会える確率も高くなります。
ちょっとマイナーな猫や希少価値のある猫は、冬よりも夏場の方が出会える確率が高いのです。
冬場のペットショップは販売されている猫の絶対数が少なく、価格も高め。
ただし、夏場に子猫を迎えるのであれば、自宅の温度管理は怠りなく!
猫は厚さに弱いので、夏場のお迎えは温度かりんがポイントです。
人間のように汗をかくわけではないので、扇風機では体温を下げることができません。
エアコンをつけたり、ペット用の冷却マットを活用するなどして対処しましょう。
飲み水は、絶対に切らさないよう注意することも必要です。
温度管理さえきちんとしていれば、子猫を迎えるには良い季節だとおもいます。
あちこちのペットショップを歩いて、運命の子に出会えるといいですね。
一般的に売られている猫で、値段が高いのはどんな猫?
【第一位】
スコティッシュフォールド
垂れた耳が特徴で、スコットランドで誕生したことからこの名前があります。
でも実は、1回の出産で少し折れている程度を含めて、垂れ耳が生まれるのは確率にして3分の1程度。
完全に垂れた耳の猫はとても珍しいので、より高値が付けられます。
一般的には10万~20万円で売られています。
【第二位】
アメリカンショートヘア
穏やかな性格と人なつこさが人気です。また、素直で頭が良いので、猫初心者でも飼いやすいことも人気の理由。
犬や赤ちゃんとの同居も得意です。
10~15万円程度で販売されており、大人の場合は5万円程度で購入できることもあるようです。
【第三位】
ラグドール
「ラグドール」とは「ぬいぐるみ」のこと。おとなしい性格で、人に抱っこされることを嫌がらないため、つけられた名前です。
大柄なのが特徴で、体重は10キログラムほどになります。見た目にたがわず、堂々として怖いモノなどないと言わんばかり。
お値段は15万円前後が相場のようです。
猫の値段は特徴が強く出るほど価値が上がる
同じ猫種でも販売価格が違っている場合があります。
◆柄の出方
アメリカンショートヘアなど、体に柄のある猫の場合は柄がきれいに出ているかどうかで価格に差が生じます。
ただ、黒の場合は模様が見えにくいと安くなることがあります。
柄だけでなく毛色も価格に関係します。茶色系は人気が高く、価格も高めになることが多いのだとか。
模様が乱れていたり、顔にまで入っているのは安くなる原因に。
また、黒とグレーなどが不規則に入り混じった「サビ猫」は、好みがわかれるところで、あまり高い価格にはりません。
◆品種の個性の表れ方
短い手足が特徴のマンチカンは、より短い足を持つ個体が高くなります。
スコティッシュフォールドは、耳が折れて寝ているほど良いとされます。
品種それぞれの特徴が強く出ている方が、価格は高めに設定されます。
◆生まれてからの日数
生後2ヵ月前後の子猫は人気が高く、少し成長した6ヵ月くらいになると買い手が付きにくくなります。
品種に限らず、年齢の高い猫は売れにくくなり、価格も下がることが多いのです。
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