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犬にマダニを発見!安全な取り方はコレだ!

2018.5.9

先日、犬についたマダニを介してマダニ感染症にかかった飼い主さんが国内で初めて確認されたとニュースで話題になりましたね。

犬から人へ、感染するものなんですね。マダニ感染症で重症化するケースも多いので怖いです。

マダニは取り方_03を間違えると、口の先だけが残ってしまったり卵をまき散らせる原因になるので、安易にとってはいけません。

こちらで、安全にマダニをとる方法をご紹介します。

犬のマダニの取り方は?マダニはどんな影響を及ぼす?

犬にマダニを発見したときは慎重に対処するようにしてください。
犬もマダニに咬まれると体調を崩したり、病気になることもあるんです。

代表的なものとして「貧血」「バベシア症」「皮膚炎」などが知られています。

血を吸うマダニというのはメスです。卵を産み繁殖するために血を吸うのですが、血を吸い続けると小豆ほどの大きさにもなります。

1匹程度なら平気でも、卵を産み繁殖し寄生されて大量に血を吸われてしまった時には貧血になってしまいます。

またバベシア症というのは、微生物が血液に入り込み赤血球を壊していく病気です。
特効薬はなく、対処療法になりますので衰弱し体力のない犬の場合、最悪なケースになってしまう事も珍しくありません。

また皮膚炎の症状と言うのは、マダニに咬まれた部分が痒くなり体をこすりつけたりすることで傷つき炎症を起こします。

その傷ついた皮膚の炎症に気づくのが遅れると全身に症状が広がる可能性もあるので犬にマダニがついていないかは、こまめにチェックする必要があります。

犬のマダニの取り方は?酢が効くってホント?

犬にマダニがついているのを発見した時に、一刻も早く取り除きたいと思いますよね。

もし、まだ噛みつかずに歩いている状態ならば捕まえてガムテープなどにくるんで捨てましょう。

ですが皮膚に嚙みついている場合は、ピンセットなどで無理に引っ張ってはいけません。ピンセットで引っ張ってしまうと、マダニの体の部分はとれますが口の先は皮膚の中に残ってしまうでしょう。

そうなると肉眼で確認しずらく取り除くのも大変なことになってしまい皮膚を傷つけることになります。

ではどうすれば良いのか?それはマダニが自分で噛みつくのをやめさせれば良いのです。その方法に使うのは「お酢」です。

家庭にある一般的なお酢でOK。まず、ティッシュにお酢をたっぷりしみこませてマダニにの噛みついている部分に当てます。

徐々にお酢がマダニの噛みついている部分へ染みわたり、お酢が大嫌いなマダニは噛みつくことをやめて逃げ出すか、その場でポロリと取れるでしょう。

とれたマダニはつぶさないようにしてください。なぜなら、つぶすと体内にあるマダニの卵が散乱してしまう可能性があるからです。

犬に負担を掛けないマダニの取り方とは、どんな方法?

マダニにはお酢が効果的ですが、出先などでマダニがついて取り除きたい時には「アルコール」の成分も有効的です。

以前私が実践した方法なのですが、キャンプに出掛けた時にマダニがついているのを発見しました。

お酢を買いに行くにも山奥だったので、普段持ち歩いているアルコール除菌効果のウエットティッシュを使いました。

取り方は、アルコール除菌ウエットティッシュをマダニが噛みついている部分に当てて2~3分待ちました。

すると噛みつくのをやめたのですぐにノミ取り用の目の細かいブラシで取り除きました。

実際に使ってみての感想ですが、やはりお酢よりは効果が薄いと思います。

マダニも逃げ出すというよりは、苦しくなって口を離す程度と言った具合です。

ですが噛みついている状態のまま引っ張ってしまうよりも安全な方法ですのでお勧めします。

犬のマダニを取るには?予防策はあるの?

犬は背が低く草むらなどの自然が大好きなのでマダニがつきやすいです。

マダニに嚙まれると犬も病気を発症してしまう恐れがあるので、マダニの活動が活発な春から秋にかけての時期には予防対策が必要になります。

犬がマダニに噛まれたときに引き起こされる可能性のある症状は、アレルギー性皮膚炎や貧血です。

そしてマダニの媒介によって感染する病気には、「バベシア病」「ライム病」「Q熱」「エールリッヒア」などがあります。

この中で最も感染が心配なのが「バベシア症」です。
バベシアという原虫を媒介する感染症で、犬の血液内に入り込み赤血球を壊し貧血を起こさせ体力を奪っていきます。

このバベシア症は重症化し、最悪なケースに陥る可能性のある恐ろしい病気なので、そうならないためにマダニ対策はしっかりと行いたいものですよね。

マダニ駆除のお薬や超音波でマダニを寄せ付けないものなども売っていますし、お散歩から帰ってきたときにはノミ取りブラシでブラッシングし、耳の内側やお腹など皮膚が露出してマダニが噛みつきやすい部分などを念入りにチェックするようにしてください。

犬にマダニが付いた時の対処方法は?

家でマダニを取り除きたい時はお酢を使うのが一番お勧めです。

ない時には消毒用エタノールでも代用できます。

その都度チェックするのに自信がない飼い主さんは動物病院でダニの予防薬を処方してもらえますよ。
犬が自分で舐めたりしない部分の首の後ろ側に数滴たらす薬品になります。
これなら確実にマダニがつくことはありません。

マダニは春から活動を始めます。
マダニの繁殖は5月くらいからですが、それよりも早い4月頃から予防対策をしておくことが大切です。

マダニがなぜ、怖いのかというとマダニに噛まれることによって感染症にかかり重症化して亡くなるケースがあるからです。

2017年にはマダニによって犬から人への感染も確認されています。
自分と犬の健康を守るために、マダニ予防をしっかりと行いましょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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