言葉の意味からニュアンスそして解決策まで

言葉の意味からニュアンスそして解決策まで│イミペディア

ゼラチンと寒天、代用は出来る?その違いについてもご紹介

2018.5.9

お菓子を作っている時にゼラチンがない!そんな時に寒天で代用_03が可能かどうか気になる所です。

そもそもゼラチンと寒天の違いは?違いは食感だけじゃない?

代用をする時の注意点などもご紹介いたします。

ゼラチンの代わりに寒天で代用が出来る?まずは違いを知ろう

同じ液体を固める事の出来るゼラチンと寒天ですがどのような違いがあるのでしょうか。
そもそも、ゼラチンと寒天では原料に違いがあります。

ゼラチンだと動物から抽出された成分が原料で、寒天だとテングサなどの海藻が原料となります。

料理やお菓子作りなどで使用する時に最も違いが出てくるのが溶かし方です。

ゼラチンは水などでふやかし、沸騰させてしまうと固まらなくなってしまいます。

それに比べた寒天は沸騰させなければいけないのです。

コレを逆に覚えていたりすると、料理やお菓子を作っても固まらなくなってしまって失敗という事に・・・。

また食べた時の食感にも違いがあります。

寒天を使うと硬めの食感がありコシもあります。ゼリーの場合はぷるんとした柔らかさが特徴です。

カロリーを比べてみても違いがあり、断然カロリーが低いのは寒天なんです。

ダイエットなどに使いたいのであれば寒天という事ですね。

ゼラチンと寒天は代用出来る?ゼラチンを溶かす温度

ゼラチン、寒天共に溶かしてから出なけらば使う事ができません。

そこで重要なのが溶ける温度、ゼラチンだと低い温度で溶かす事ができます。40度前後では不十分ですが、50度以上で溶けるゼラチンがほとんどだと思います。

商品によっては、もっと高い温度で溶かす事を進めている場合もありますので、パッケージの裏の使用方法をよく読んで使ってくださいね。

とにかくゼラチンを使う時のポイントは沸騰させない事これに限ります。ゼラチンの成分は動物の成分タンパク質です。タンパク質は熱に弱いという事をお忘れなく!

そして次に重要なのが固める時の温度。

ゼラチンは15度以下で固まると言われているので、冷蔵庫で冷やして固めるのが一般的です。

ゼラチンは固まった後でも、熱で溶けるので暖かい場所にはおかないように注意をして下さい。

ゼラチンと寒天との代用、寒天にも温度は大きく関係します

ゼラチンだけではなく寒天も使う時には温度が重要なポイントとなります。

ゼラチンのように用意したお湯に入れてるような方法では寒天を溶かす事は出来ません。
寒天を溶かすときは沸騰したお湯で煮て溶かす必要があります。

また寒天と言っても粉寒天や糸寒天、棒寒天などがあり、同じ溶かし方でも溶け方に多少の違いが出てくるんです。

固まる温度にもゼラチンとは違いがあり、30度以下の温度で寒天は固まっていきます。

常温においても固める事ができるという訳です。

しかし、一度固まった寒天は熱を加えても溶かす事ができないので寒天を溶かしてしまったら速やかに処理をして下さい。

使おうと思ったら固まってしまった。なんて事も起こる可能性がありますよ。

ゼラチンと寒天を代用すると食感に違いがでます

液体を固める事の出来るゼラチンと寒天は、代用が出来ないという事ではありません。

しかし先述したように食感に違いが出るので、思ったような出来にならないという事は少なくはありません。

例えばゼリーを作ったけど、食感はぷるぷるではなくサクサクとした歯ごたえになってしまったり・・・。

ゼリーの特徴自体が失われてしまいますよね。やはりあのぷるぷるの食感はゼラチンを使用しなくては出すことができません。

またレシピを見てゼラチンと同量の寒天を使用すると大変な事が起こってしまうんです。
寒天はゼラチンよりも固める力が高いので、同じ分量の寒天を使ってゼリーを作るとサクサクの食感どころか、とっても硬いゼリーの出来上がりです。

食感の違いよりも、これでは食べる事もむずかしくなってしまいますね。

寒天はゼラチンの10倍の固める力を持っていると言われているので、もし代用をする時はゼラチンの10分の1の分量を目安にして使うといいですよ。

くれぐれも温度と分量には気を付けて下さいね。

寒天はダイエットだけじゃない、がん予防にも一役買っています

カロリーが低くダイエットにもオススメだとお話しした寒天ですが、カロリーだけではなく食物繊維の多さもダイエットに向いている点の1つです。

寒天は食物繊維が大変豊富な食べ物です。

皆さんも知っての通り食物繊維は便秘解消に役立ちますよね。腸の中の善玉菌を増やす事でお腹の調子が良くなり快便が期待されるという訳です。

便を体内にためておくことは便秘になるだけではなく、発がん物質も体内に長い時間溜めるという事に・・・。逆に毎日スムーズに便が出るのは大腸がんの予防にもなるんですよ。

また糖の吸収を穏やかに上昇させてくれるために、血糖値の急上昇を防ぐのダイエットには効果的に作用します。

その他には、体内の余分な脂質や糖を外に出してくれるというダイエットをしている方には嬉しい効果が期待できます。

このように寒天を食べるという事はダイエットにも健康にもよく一石二鳥なんです♪

この記事の編集者

意味ペディア編集部

意味ペディア編集部

意味ペディアは、言葉の意味だけでなくニュアンスや解決策など、知りたい言葉を個人的見解も含めて解説するメディアです。調べ物の参考程度にお読みいただくことをおすすめします。

WEB SITE : https://imi-pedia.com/

 - 料理・グルメ