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フリーターで働いている方の保険証作り方について紹介します

2018.5.11

フリーターをしている人の中には、「保険証の作り方を知らない」という人も多いはずです。

フリーターの場合に加入できる保険は、国民健康保険、社会保険のどちらかになりますが諸事情によって保険証を持っていない方もいます。保険証を持っていないと万が一の時とても困ることになりますよ。

フリーターの方の保険証の作り方について調べてまとめてみましたので、参考にしてみていただきたいです。

フリーターの保険証の作り方は?2通りある

フリーターの方が保険証を作るには、2つの方法があります。それは「社会保険」と「国民健康保険」です。それぞれ加入の条件が異なるので、詳しくご説明いたします。

1.社会保険

社会保険に加入するには、必ずしも正社員や契約社員でなければならないということはありません。フリーターの方でも、学生以外の方は下記の条件を満たすことができれば加入することが可能です。

・週20時間以上の労働時間
・1ヵ月の賃金(天引き前)が8.8万円以上(年収約106万円以上)
・勤務期間が1年以上になる見込みがある
・従業員が501人以上の事業所

これらの条件を満たすことができると判断した場合は、勤務先の上司などに社会保険に加入したい旨を伝えましょう。社会保険の申請は会社から行い、1~2週間ほどで発行されます。

2.国民健康保険

フリーターで社会保険の加入条件に満たない場合や、学生で親の保険証の扶養に入れないという方は、国民健康保険に加入することとなります。その他にも、無職の人や個人事業主などが対象です。

加入手続きや支払いなどは、各市区町村の役所(役場)で行います。保険証を持っていない方は、自分の住んでいる町の役所の「国民健康保険窓口」に行って手続きを行いましょう。運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの顔写真付きの証明書を持参すると即日発行してくれる自治体もありますが、郵送での交付がほとんどです。

フリーターでも保険証は持つべき!その作り方と理由は?

急な病気やケガなどで病院にかかることもあるでしょう。このような万が一の時に備えて、保険証は必ず持っておくといいでしょう。生活が困窮しているため、あえて持たないという方もいらっしゃいます。しかしいざという時の治療費が3割負担になるため、自分の命を守るためだと思って加入しておいたほうがいいのではないでしょうか。

もし、風邪やけが、歯痛などで病院や歯科医院を受診したとします。この時、10割負担だと8,000円になる医療費は、保険証を提示すると3割負担の2,400円になります。一度で終わる受診ならばいいのですが、通院が必要な場合はその分の負担額が大きくなってしまいます。生活費が無くなってしまうからという理由で、通院を断念するかもしれません。しかし、それでは悪化してしまう恐れもあるのです。

普段から健康に気を付けるのは加入者も未加入者も同じです。しかし、万が一の時の備えはあるに越したことはありません。重い病気にかかってしまった場合や入院をした場合、「高額療養費制度」を利用することもできます。これは、所得に応じて定められた一定の額を超えた場合は、それ以上かかった医療費が戻ってくるシステムです。3割負担と高額療養費制度があると、病気を治せるという安心感が生まれてきますよ。

フリーターの場合保険証は作れるの?作り方は簡単?

フリーターで生活が困窮していると、健康保険証を作らないまま過ごすという方が本当に多いです。しかし、自分がいくら気を付けていても、不慮の事故に遭う可能性は捨てきれません。交通事故に遭ったり、建物から物が落下してきて当たったり、地盤が緩んでいたところに落ちてしまったり・・・。例を挙げると本当にたくさんあります。

このような時にすぐに病院に行って診察を受けれるように、事前に保険証を作っておくことを強くおすすめします。治せる病気やケガは、治しておきたいですよね。また、医療費が高額になってしまっても、高額療養費制度を利用すれば自己負担額も大幅に減らすことができます。

作り方は簡単で、市区町村の役所(役場)にある窓口に、身分証明書などを持って行くだけです。国民健康保険に加入すると、国民健康保険料を毎月支払うこととなります。基本的には郵送されてくる納付書での納付となりますが、銀行口座からの引き落としを希望する場合は通帳と印鑑も持参しましょう。

フリーターの体験から、保険証の取得は必要だと実感

フリーターだった方の体験談をご紹介したいと思います。

フリーターとして生活を送っていましたが、健康保険証は作ってはいませんでした。ある日とても目にひどく違和感や痛みがあり、慌てて眼科を受診しました。受付の方に保険証が無いことを説明すると、私の症状だと全額負担で3万円程度かかると言われました。少し悩みましたが、その日の治療は断念せざるを得なかったです。

その後保険証を作るために手続きを行い、保険証が到着したのはその日から1ヵ月後となりました。次に病院を受診するまではずっと目に強い痛みと違和感が続き、ネットで自分でできる治療方法は無いか調べて和らげることはできましたが、その間の生活は本当に辛いものでした。

この体験から、普段から健康に気を遣うことも大切ですが、健康保険証を取得することも必要だということを実感しました。経済的に加入することが可能ならば、今すぐにでも保険証を作ることをお勧めします。お金の工面が大変な方も、保険料を優先にして工面していただけたらと思ってなりません。

フリーターから正社員になると保険証の変更が必要です

フリーター生活から卒業して、正社員になることができた!もう嬉しくてたまりませんよね。これから生活が変わるので、いろいろと手続きの変更が必要になるでしょう。忘れてはいけないのが、保険証の変更手続きです。

フリーター生活時代に、国民健康保険に加入していたという人は少なからずいらっしゃいます。正社員になると、国民健康保険から社会保険に切り替えなければなりません。そのためには国民健康保険の解約手続きが必要となります。

国民健康保険の解約手続きは、会社の社会保険に加入してから14日以内に市役所で行います。その時、国民健康保険証、新しい健康保険証、マイナンバーカード、印鑑が必要となりますので準備していきましょう。もし国民健康保険料の返金がある場合は銀行口座が必要となりますので、通帳を持って行くといいかもしれません。

もしこの解約手続きが遅れてしまうと、2重で健康保険に加入している状態となり、保険料の支払いも2倍かかってしまいます。この間、間違って国民健康保険証を使って医療費を支払ってしまうと、医療費の返還手続きなどがありとても面倒なことになります。できるだけ早い解約手続きをおすすめします。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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