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牛乳を常温で放置してしまった!冬なら大丈夫?牛乳の保存方法

2018.5.14

買ってきた牛乳を冷蔵庫に入れ忘れてしまい焦った経験がある人もいますよね。牛乳を常温で放置してしまうともう飲めなくなってしまうのでしょうか。

夏の暑い時期であればアウトな気はしますが、冬であれば飲めそうな気もします。実際、牛乳を保存する時は何度以下の場所で保存するのが良いのでしょう。常温で放置した牛乳は危険?

そこで今回は、牛乳の気になる保存方法についてお伝えします!

冬でも牛乳の常温保存はNG!目安は10度以下

開封前の牛乳を保存する時は、基本的には10度以下の場所で保存するようにします。

これに以上の温度の場所では、季節に関係なく保存することは出来ません。

牛乳を買ってきて冷蔵庫に入れ忘れてしまった場合は、少しの間であれば問題はないかもしれませんが、長時間冷蔵庫に入れないままで放置した牛乳は飲まない方が良いでしょう。

牛乳の種類によっては常温で保存できる牛乳もあります。

LL(ロングライフ牛乳)というものになりますが、この牛乳ですと開封する前は常温で保存することが可能です。

【保存期間の目安】

・低温殺菌牛乳 ・・・5日程度
・通常の牛乳  ・・・8日程度
・ESL製法の牛乳・・・14日程度
・LL牛乳    ・・・60日程度

牛乳の容器に書かれている賞味期限や消費期限を守って飲みきるようにしましょう。

牛乳の期限は開封する前の物です。

開封した後は容器に書かれている期限は適用外になりますので注意してください。

冬かどうかが問題じゃない!牛乳を常温で放置したのは開封後?開封前?

牛乳を飲むことが出来る期間を左右するのが、開封しているか・開封していないかになります。

冷蔵庫に入れ忘れてしまうよりも、開封しているかどうかの方が保存期間を左右するかもしれません。

牛乳の容器に書かれている賞味期限は、牛乳が開封される前の物です。

牛乳を開封してしまうと、牛乳の中に雑菌が入り込んでしまう可能性があります。

もし、牛乳の容器に直接口を付けて飲んでしまった場合、その可能性が高くなってしまうのです。

牛乳を作る時、メーカーは徹底して殺菌を行っています。

そして、10度以下の要冷蔵で保存した時のみ賞味期限を保証しています。

常温の状態で放置されていた牛乳に関しては賞味期限を保証していませんので、この場合牛乳を飲む時は自己責任で飲むようにしてください。

牛乳の匂いや味が気になるようでしたら、飲まないようにする方が懸命な判断ですね。

冬に冷蔵庫に入れ忘れた!牛乳を常温で保存できる牛乳もあります

一言で「牛乳」と言っても、殺菌する時の温度に違いがあります。

低温殺菌で処理されているか、高温殺菌で処理されているかによって賞味期限に違いがあり、低温殺菌の方が賞味期限が短くなります。

低温殺菌は牛乳に含まれている酵素をなくしてしまわないように低めの温度で処理されている牛乳になります。

大抵の牛乳は高温殺菌で処理されていて、低温殺菌の牛乳の賞味期限は5日程度、高温殺菌で処理されている牛乳の賞味期限は8日程度になります。

こうした一般的な牛乳のほかにも、LL牛乳(ロングライフ牛乳)というものもあり、この牛乳は常温で保存することが可能です。

常温で保存できるのには以下のような理由があります。

〇殺菌温度が高い

冷蔵庫で保存しなければならない牛乳は、120度~130度で約1~3秒間殺菌処理されています。一方LL牛乳は130度~150度で1~3秒間殺菌処理されています。

〇容器が違う

通常の牛乳は紙パックの容器に入れられていますが、LL牛乳は闇の容器にアルミ箔を貼って空気や光が入ってこないように作られています。

開封後の牛乳の賞味期限は?

開封した後の牛乳の賞味期限も気になりますよね。牛乳を開封した後は、開封してから数えて2~3日以内に飲み切るのが良いとされています。

賞味期限と消費期限は違いますので賞味期限を過ぎても飲むことは出来ますが、食中毒などのリスクが高くなる可能性があります。

冷蔵庫に入れて保存したときの目安が2~3日ですので、常温で保存していた場合は飲むことが出来ないこともあるため注意してください。

牛乳が飲めるかどうか心配な場合は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

■牛乳が飲めるかどうかのチェックポイント

・白い塊がないか
・酸味を感じる臭いではないか
・少量を舐めたときに酸味や苦みは感じないか

このほかにも、牛乳を鍋に入れて加熱した時に固まって分離する場合も飲めないということになります。

フランスは牛乳を常温で保存しています!

驚く人もいるかもしれませんが、フランスでは牛乳を常温で保存しています。

スーパーに買い物に行くと、小麦粉や砂糖などと同じように常温のコーナーで販売されているのです。

また、牛乳以外の物でも、生クリームも常温保存で販売されていて、実際に見た日本人は驚くことがあるようです。

日本では要冷蔵の牛乳や生クリームですが、フランスで常温コーナーで売られているのには訳があります。

常温保存で売られている牛乳や生クリームは、シチューやクリーム系のパスタを作るときに活躍してくれる物です。
これらの牛乳や生クリームは「UHT(超高温瞬間殺菌)」という、高い殺菌作用のある方法で殺菌処理が行われています。

国内で主流となった殺菌方法で、昭和30年代からこの方法で殺菌処理が行われているようです。

フランスで売られている常温保存が出来る牛乳は2~6ヶ月ほどの長い間保存することが出来ます。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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