多肉植物を増やすときに失敗しないコツやポイント!
2018.6.3
多肉植物を増やす方法って知っていますか?単に株分けをしてしまうと失敗をしてしまってダメにしてしまう事もあります。
そこで多肉植物を上手に増やす方法をご紹介!
水やりや土のかけ方など増やすときのコツやポイントがありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
多肉植物によっては、違う方法で増やす場合もありますので注意をして下さいね。
この記事の目次
徒長した多肉植物を増やすときに失敗しないコツ
多くの植物は、日光が不足するとヒョロヒョロと伸びてしまい、これを「徒長」と言います。
その植物の適した時期に切り戻しをして形を整え、切った部分は挿し木をして増やしましょう。
【挿し木の方法】(クラッスラ、カランコエ、アエオニウム、セダムなど)
適当な長さに切った茎から、下の葉を落とし、風通しの良い日陰に放置します。(水は必要ありません)
数日ほどで発根(根が生え)して、親株にも新芽が出てきます。
発根した子株は、新たに鉢を用意して植え付けると増やして楽しめますよ。
切った子株から下の葉を落とすのは、土に埋めると葉が腐り全体もダメになってしまうから。
取った葉から葉挿しで増やすこともできます。
切った枝を乾かすときは寝かせた状態だと茎が歪んでしまい、上手く育ってくれないことがあるので、瓶や金網を利用して立てた状態で乾かしましょう。
多肉植物を増やすときにやりがちな失敗は水やり!
多肉植物を育てていて失敗する原因の多くは水のやり過ぎです。
特に葉挿しをする予定の場合は、しばらく水を少なめにして育てた方が成功しやすくなります。
少し乾燥しているくらいがちょうどよいのです。
多肉植物は、もともとメキシコなどの乾燥した地域の植物なので乾燥には強いのです。
水がなくても長期間生きられるように、体の中に水分を溜め込む仕組みを持っています。
だから他の草花に比べて、ぽってりと厚い葉を持つものが多いのです。
水が多すぎると逆に根腐れなどを起こして枯れてしまうので、水は少な目にするのが育てるコツです。
葉挿しようの葉にも水やりは要注意。
葉の切り口はとてもデリケートなので、根が出る前の状態で水を与えすぎると腐りやすくなってしまいます。
適度な水は必要ですが、基本的には「水は少な目」を意識してください。
多肉植物を葉挿しで増やすときは元気な葉を選んで失敗を防ぐ
株の本体から元気な葉を選び、少しひねるようにしながらもぎ取ります。
このときに途中で切れたり千切れたりしないよう注意して、付け根の部分からもぎ取ってください。
あらかじめ容器に土を入れたものを用意し、もいだ葉を土の上に並べます。
土に挿す必要はありません。ただ、土の上に置くだけでいいのです。
そのとき、親株についていたのと上下を同じ向きにして置きます。
何の葉だったか忘れてしまう心配がある場合は、油性マジックで葉に直接書いてしまっても大丈夫。
それはちょっと…と思うなら、プランター用のラベルを用意するといいですね。
葉を並べた土は、風通しが良く、明るい日陰か半日陰にしばらく放置します。
葉の養分や水分で根が出るので、水は与えないでください。
数日経つと、葉の根元から細い根がひょろっと出てきます。
1センチ程度の長さになったら、根の部分を少しだけ土に埋めます。
この頃から少しずつ水を与えましょう。根の部分にだけ水をかけるようにし、葉の方には水がかからないよう注意する必要があります。
多肉植物を葉挿しする時は時期も重要なポイントです
温暖な地域では、春から秋にかけて屋外で育てると生育がいいようです。
ただし、直射日光に当ててしまうと葉焼けすることがあるので気を付けましょう。
春と秋は手入れの適期。特に春は、切り戻しや挿し木に最適の時期です。
秋は基本的には枝をカットしたり葉挿しをするには向かない季節です。傷んだ場合の救命措置以外では行わないのが普通です。
初心者の中には「簡単に挿し木や葉挿しで増やすことができる」と聞き、季節を考えずに行って失敗する例が少なくありません。
多肉植物は仕立て直しなどであれば、ほぼ通年可能ですが適した時期はあります。
「通年可能」な作業でも、住んでいる地域の気候もあります。
カット苗にも適期があり、発根・定着しやすい季節を見極めて挑戦してください。
多肉植物の種類によっては株分けをして増やす場合も!
◆多肉植物の株分け
株分けができるのは、いくつもの株が寄り集まって増えていくタイプの多肉植物です。
よく知られているのはアロエやハオルチアの仲間で、株の横から子株が出て増えていきます。
この子株を分けて増やすのです。
◆茎を切って増やす
葉が落ちたり日当たりが悪く、枝が間延びしてしまい形が悪くなった場合、その枝をカットして形を整えます。
カットした枝は挿し芽で新たな株として増やすことができます。
切られた元の株は、しばらく少し見た目が寂しいかもしれませんが、しばらくすると切り口の脇から新たな芽が出てきます。
徒長して恰好が悪くなった場合や、葉が落ちてバランスが悪くなった場合、思い切って切り戻すと枝ぶりが良くなります。
種類によっては種から育てたものと挿し芽などえ育てた場合、根本の形状が少し異なる場合もあります。
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