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猫が急に家や道路へ飛び出してしまうのはなぜ?猫の習性とは

2018.5.22

車を運転していると道路の傍らに猫がいることがあります。飛び出さないでよ・・・と、警戒して車を減速させたり停めてもジッと見て固まっているので、進んで大丈夫かな?と車を走らせると飛び出して来て冷やっとした経験があります。

このように猫が外を歩き回るのは危険がいっぱいです。好奇心旺盛な猫は道路だけではなく家からもちょっとしたスキをついて脱走する事もあります。

危ない目に遭わないためにも飼い猫には外へ出さないよう徹底しなければいけません。

こちらでは猫がなぜ急に飛び出してしまうのか、その防止策などについてご紹介します。

猫が道路を急に飛び出して走り抜けようとするのはなぜ?

車を走行中、道路の真ん中で猫が無残な姿で横たわっている光景を目にすることがあります。犬ではなく猫が圧倒的に多いですよね。

なぜ猫はこれほどまでに交通事故に遭ってしまうのでしょうか。

それは猫の特徴の中に理由があります。

猫はもと来た道を引き返すことをしないため、いったん進みかけたら一直線に真っすぐ進んでしまうのです。
また、車の音や振動に驚いた立ちすくんでしまうため、交通事故に遭いやすいのです。

また、猫には狩りの習性がありますので、物陰に身を潜めて一気に飛び出すこともあるので、出会い頭に車にひかれてしまうのです。

夜行性である猫の目は、光を取り込む量が人間よりも多くなっています。
昼は線のように細く、夜は広くして光の量を調整しているのです。

従って、夜モードの時に昼間並みのヘッドライトの光を浴びてしまうと、目がくらんでとたんに動けなくなってしまうのです。
そのため立ちすくんで車にひかれてしまう・・・というわけです。

猫が急に飛び出してくるのはなぜ?それは猫の習性が関係している

猫系の動物は狩りの習性がありますので、物陰に潜んで一気に飛び出す行動をよくします。猫じゃらしに飛びかかる猫の姿をイメージすればよく分かるのでは?

道路の向い側に獲物がいたら、周りの状況を見ずに、チャンスとばかりにそれに向かって飛び出すわけです。そこにちょうど車が通れば当然轢かれます。

子供の飛び出しで多いのが、転がるボールを夢中で追いかけるケース。
猫も同じで、標的に向かって一心不乱に向かっていってしまうのです。

そこでタイミング悪く車が来てしまうと・・・もうお解りですよね。

また猫は先ほども説明した通り、一度来た道を引き返さないという習性もありますので、いったん進みかけたら真っすぐに進んでしまい、引き返した方が安全な状況でも振り返ることなく真っすぐ渡り切ろうとして、結果的に轢かれてしまうのです。

運転中猫が横切ると「あ!轢いてしまう!」と急ブレーキをかけますが、急に飛び出してくるためよけ切れないことがほとんどです。
猫の習性が関係しているので、残念ながら避けようがありません。

猫が外へ飛び出していくのは、なぜ?

犬と違って猫は、思ったことをそのまま実行してしまう生きものです。

狩りの習性があるため、外にいる鳥を捕まえたくなりますし、動いているものに近づいてみたいなど、興味深々で外を眺めているのです。

猫は犬と違って散歩をしないので、外がどういう世界なのか知る術がありません。他の動物以上に外に興味を持つことは仕方がないことかもしれません。

また、逃げ場がなくなってパニックになった時も外へ飛び出してしまいます。
普段外へ出ない猫であっても、パニックでとっさの判断ができなくなり思わず外へ飛び出してしまうのです。

猫は掃除機の音でもびっくりしてしまうことがありますので、猫を驚かせる行為だけは絶対にしてはいけません。

外の世界を知らない猫にとっては、例えそこが危険な場所であっても興味深々。
車も興味のある物体の一つでしかなく、興味本位で近づいてパニックになり、一瞬硬直した隙に轢かれてしまうこともよくあるのです。

最悪の事態に陥る前に、猫が脱走しないようにしっかりと対処しておきましょう。隙間を見てすぐに脱走してしまうので、窓や扉の開閉時も注意しましょう。

猫が外へ飛び出ししないための防止策! 安全のためにするべきこと

猫にいくら「脱走はだめよ!」と言い聞かせても無駄です。
飼い主さんが猫が脱走しないように工夫し、脱走しにくい環境を作るしかないのです。

・窓はきちんと閉めてカギをする
・外出時など玄関を開ける際は注意をする
・出入りが多い時は猫を予めゲージに入れておく
・2階以上の部屋でも油断はせずカギをしておく

など、猫が簡単に外へ出られないようにするしかありません。

特に玄関を開けた隙を見て外へ飛び出すこともありますので、スムーズに開け閉めをするように注意すべきです。

慣れないうちは大変かもしれませんが、ルーティン化してしまえばそのうち自然と出来るようになります。

また、猫自身に外出する機会を一度でも与えないことも大切です。一度でも外の世界を味わってしまうとすぐにまた外に出たがります。

脱走することを覚えてしまいますので、外出させる機会を与えないよう気を付けましょう。

猫が家から飛び出し脱走してしまった時の対処法

猫を飼っている人なら一度は経験したことがあるのでは?ちょっとした隙間から猫が外に逃げてしまいそうになったこと。

本当に外に飛び出てしまったら大変なことになってしまいます。

特にアパートやマンションなど高いところから逃げてしまうと尚更。
脱走した勢いで転落し、大怪我をしてしまう事だってあります。

脱走したら慌てて大きな声を出して探してしまいますが、それだと返って猫を驚かせてしまうことになります。
外に出た怖さと声の大きさで余計にびっくりしてしまいます。

飼い猫が脱走してしまって不安かもしれませんが、たいていの飼い猫は脱走しても自宅付近にいることがほとんどです。
その場で固まっているか、目についた狭い隙間に飛び込んでいるはずです。

飛び出してしまった猫は興奮状態にあるので、攻撃的になってしまうこともあります。猫の姿を見つけたら、まずは近くに静かに歩み寄り、飼い主の指の臭いを嗅がせて安心させてあげましょう。それから抱き上げればいいのです。

野良猫だった猫や好奇心旺盛な猫は遠くに逃げてしまう可能性があります。
目の前で逃げ出したら、出来る限りどの方向に行ったのか覚えておきましょう。後は見失ってしまったところを重点的に探すしかありません。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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