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爬虫類と両生類の違いはなに?特徴や見分け方について

2018.6.8

爬虫類と両生類の違いって分かりますか?カエルやワニなどの生物の場合はわかりやすいと思いますが、ヤモリとイモリ、トカゲなどの見た目が同じような生物の場合は分ける事が出来るでしょうか?

爬虫類と両生類にはどのような特徴がありどのような違いがあるのでしょうか?

そんな爬虫類と両生類の違いや特徴、ヤモリとイモリの見分け方などをご紹介していきます。

爬虫類と両生類は生きられる場所が違います

両生類の生物に代表される、カエル・サンショウウオ・イモリ・ウーパールーパーなどの生き物は、水と陸の両方の環境がないと生きていけない生物です。

多くの両生類は、カエルのように卵から孵ったばかりの頃はおたまじゃくしのような魚に近い形をしています。

そして、水の中で大人の姿になるまで成長していくのです。

飼育する場合も、水と陸の環境がないと育てることが出来ません。

一方で爬虫類の場合は、水辺が無くても生きていくことが出来ます。

亀やワニのように、水の中で生活する生き物もいますが、蛇・イグアナ・カメレオンのように陸の上で生活する生き物もいます。

爬虫類を飼育する場合は、登ったり身を隠すことが出来るような仕切りを用意して飼育するようにしましょう。

特に水辺を意識して作る必要はありません。

爬虫類と両生類の違い!爬虫類の特徴について

爬虫類の生き物は、陸上での生活に適応する体を持った生物です。
今から約2憶年前の卵の化石が発見されています。

爬虫類は恐竜時代、陸上の支配者として一度は栄えていましたがその後滅びてしまい、枝葉的な爬虫類が生き残って今の亀や蛇、トカゲといった生物が生きています。

また、爬虫類は乾燥に強い生き物です。水があるかどうかに左右されず、産まれたころから大人になるまで陸の上で生活することが出来ます。

爬虫類は両生類のように皮膚が粘膜で覆われていません。体が硬い鱗出覆われていて、皮膚呼吸が必要ないくらいに肺呼吸の機能が発達しています。
肋骨が杯を包んでいて、胸郭を作っています。

体の各部分が発達していることから、陸での生活の幅を広げていきました。
足も一層発達し、体との連動も出来るようになって「爬行」という動きが出来るようになったのです。

爬虫類と両生類の違い!両生類の特徴は?

両生類は魚から分かれて進化した生き物になります。脊椎動物の分類群のひとつである、「両生綱(りょうせいこう)」 に属する動物のことで、カエル・イモリ・サンショウウオなどが代表的な「両生類」になります。

生物が進化していくうえで初めて陸に上がった生物が両生類出は無いかと言われていて、子供の頃はえら呼吸をしていますが、大人へと成長すると肺呼吸へと変化していきます。

皮膚は粘膜に覆われていて、乾燥することにとても弱いため水の近くで生息するようになります。

両生類の卵に殻は無く、繁殖するにあたっても生活するにあたっても、水と陸の両方が必要になります。

呼吸する時は半分以上が皮膚呼吸になり、サンショウウオなどの尾がある「有尾目」とカエルのように尾がない「無尾目」にふん類されます。

気温によって自分の体の温度も変化するので、熱い時は冷たい場所に行き、寒い時は温かい場所へと移動して生活をします。

水も陸も両方必要でそれがないと生活をすることが出来ないことから「両生類」と呼ばれているのです。

爬虫類と両生類は卵にも違いがある?

両生類の代表的な生き物であるカエルの卵には殻がありませんよね。一方で、ウミガメの卵には殻があります。

両生類の卵には殻がないという特徴があり、爬虫類の卵には殻があるという特徴があります。

爬虫類の赤ちゃんは卵から生まれてきて、親の姿をそなママ小さくしたような姿で生まれてきます。ですが、両生類の場合は手や足の生えていない魚のような姿で生まれてくるのです。

これを幼生といい、カエルの幼生である子供をオタマジャクシと言います。

幼生の頃は水の中でえら呼吸をしながら生活していますが、大人になると陸の上で生活が出来るようになります。

カエルの場合は先に後ろ足が出てきてその後に前足が生えてきますが、サンショウウオの場合はこれと反対に先に手が生えてくるようになります。

ヤモリとイモリは似ているのに爬虫類と両生類なのです!

民家などにも住み着いて家の害虫を食べてくれるお馴染みの生物「ヤモリ」。

一見すると、見た目がイモリとそっくりなので見分けることが出来ない人も多いです。

イモリとヤモリ、見た面も名前も似てるのにどこが違うんだろう?と不思議に思っている人もいますよね。

イモリが生活している場所は田んぼや井戸の中で、水場と陸の両方で生活をしています。イモリは両生類で、カエルの仲間になり、水と陸の両方がないと生活できません。

一方、ヤモリはトカゲと同じ仲間になり、陸上で生活をしています。

イモリとヤモリは住んでいる生活の場が全く違うものになるのですね。

また、陸の上で生活しているヤモリの爪は伸びているという特徴もあります。

イモリは水場で生活しているので表面が濡れていますが、ヤモリの体は乾いています。

イモリとヤモリを見分ける時は、爪や肌の状態で見分けるとわかりやすいですよ!

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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