タルト生地やクッキー生地がぼろぼろに…失敗しにくい作り方
2018.6.12
「タルト」と言うとちょっとお菓子作り上級者なイメージをお持ちではないでしょうか。
確かにタルトは手間のかかるお菓子です。
クッキー生地やタルト生地がぼろぼろになってしまったり、底が生焼けだったりという失敗も聞きます。
ぼろぼろしにくいタルト生地レシピや、タルト作りで失敗しやすい点とその改善点などをご紹介します。
この記事の目次
ぼろぼろしにくい基本のクッキータルト生地
ボロボロしにくい基本のクッキータルト生地のレシピをご紹介します。
○基本のタルト生地
【材料】18センチのタルト型1個分
・バター…75g
・薄力粉…125g
・砂糖…小さじ1
・塩…小さじ1/4
・卵黄…1個
・水…大さじ1
【作り方】
1.卵黄と水を合わせてよく混ぜます。
2.フードプロセッサーに薄力粉、砂糖、塩を入れて混ぜます。その後、冷たいバターを小さく切って加えます。
3.10秒くらいでそぼろ状になります。
4.1を加えて、さらに混ぜます。
5.固まって生地になってきます。
6.生地を一つにまとめ、ラップに包んで冷蔵庫で1時間くらいねかせます。
7.生地をクッキングシートとラップに挟んでめん棒で伸ばします。3mmくらいの厚さに伸ばしましょう。
8.薄く油を塗ったタルト型に生地を敷きます。
9.フォークを使って、そこの部分に穴を開けます。この状態で冷蔵庫で1時間くらい寝かせます。
10.180℃に温めたオーブンで25分ほど焼きます。型から抜いて冷ませばタルト生地の完成です。
分量は、18センチのタルト型1個分ですが、小型のタルト型にすると10個分くらいの量になります。
ぼろぼろしない簡単クッキータルト生地
ビスケットを使った簡単タルト生地のレシピです。
簡単なのでお子様でも作れちゃいます。
【材料】18センチのタルト型1個分
・ビスケット…140g
・バター…80g
・牛乳…大さじ1
【作り方】
1.ビスケットをジッパー付きポリ袋に入れて、めん棒などで細かくなるまで叩いて砕きます。細かく砕かないとなめらかにならないので、なるべく細かく砕いて下さい。
2.バターを電子レンジ600wで1分加熱します。
3.溶かしたバターを砕いたビスケットの中に入れ、よく混ざりあうまでよくもみます。多少パラパラしていても、型に押し入れるので大丈夫です。
4.タルト生地の型に押し固めていきます。冷蔵庫で1~2時間くらい冷やして固めたら、ゆっくりと底の部分を押し上げるようにして型から生地を取り出します。
ちょっと手間の掛かるタルト生地もこの作り方なら簡単に作ることが出来ます。
この作業なら小さなお子様でもできますよね。
クッキータルト生地がぼろぼろしてしまう原因とは?
タルト生地がぼろぼろになってしまう原因とはどのようなことがあるのでしょうか。
レシピ通りに作っているのに、ポロポロと崩れてしまうのは、生地の中のバターが溶けきってしまっていることが考えられます。
生地を敷き込むときには、バターが溶けきらないように、素早く作業を行うようにしましょう。
そして、生地が柔らかくなりすぎてきたら、一度冷蔵庫で冷やし、少し扱いやすくしてから作業を続けると良いですね。
また、焼き上がったタルト生地を型から外す時に崩れてしまう、という失敗があります。焼き上がりはまだ生地が柔らかいので、型から外すのは必ず冷めてから行いましょう。
タルト生地を焼くと縮んでしまい、高さがなくなってしまうことがあります。
原因は、生地を敷く前にきちんと休ませていないという場合や、型のへりの角までしっかりと敷き込んでいなかったりすると、生地が縮みやすくなってしまいます。
タルト生地に乗せるアーモンドクリームの作り方
タルト生地の乗せるアーモンドクリームの作り方をご紹介します。
【材料】18cmのタルト型1個分
・無塩バター…40g
・純粉糖…40g
・全卵…40g
・ラム酒…5g
・アーモンド粉…40g
・薄力粉…5g
【作り方】
1.ボウルにバターと粉糖を入れて混ぜます。ゴムベラでなめらかになるまで混ぜます。泡立て器を使うと空気が入る過ぎてしまい、焼いた時にタルト生地からアーモンドクリームが盛り上がり過ぎてしまうので注意しましょう。
2.全卵の1/2の量を少量ずつ加え、よく混ぜ合わせます。卵は一度に入れるとなかなか混ざらなく分離しやすくなります。
3.ふるった粉類の半量をまず加えます。残りの全卵を2回に分けて加えます。
4.残りの粉類とラム酒を加えて混ぜ合わせます。
お菓子作りで生焼けが気になるときには
お菓子を作って生焼けが気になるという場合には、オーブンの温度が低かった可能性があります。
予熱を行い、予熱が完了したら天板を入れますが、庫内の温度は、この扉の開け締めによって温度が大きく変わります。
開けた瞬間には10℃下がり、5秒くらい開けていると30℃ほども下がると言われます。
この温度の下がり方は室温によっても変わりますので、室内の温度が低い冬は特に下がりやすくなってしまいます。
お菓子作りの初心者の場合には、この天板を入れる作業も手間取り、以外に時間がかかっているかもしれません。
天板を素早く入れるという作業は、実は正しいオーブンの使い方において基本なのです。
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