新生児の鼻にある皮脂の正体は？新生児期に起こる疑問を解決！

新生児の鼻にある皮脂って何？

赤ちゃんが産まれてカワイイお顔をじっと見ていると、何やらお鼻に白いぽつぽつが・・・。

「鼻パックしたい！」と思うくらい気になるママもいるかもしれませんね。

新生児の赤ちゃんの鼻にある白いぽつぽつは赤ちゃんがしっかり成熟して生まれてきたという証になります。

赤ちゃんは大人に比べて肌がとっても薄いため、鼻の皮脂が透けて見えてしまうのです

皮膚が発達していくとだんだん見えなくなりますので、心配することはありません。

なんだか毛穴が汚れているように感じてしまうかもしれませんが、そんなことは無いのです。

「赤ちゃんが成熟して産まれてきてくれた証拠なんだ！」と前向きに捉えて、あまり気にしないようにしましょう。

新生児の鼻にある皮脂は「鼻皮脂」

赤ちゃんの鼻に白いぽつぽつがあることがあります。

これの正体は「鼻皮脂」というもので、「面皰(めんぽう)」と呼ばれることもあります。

赤ちゃんの肌が薄い為に皮脂が見える分泌腺であると言われています。
また、ママのお腹の中で赤ちゃんを守っていた体の中の皮脂が表面に出てきた「にきび」のようなものではないかとも言われています。

赤ちゃんの健康上何の問題もありませんので、鼻皮脂があっても気にせずにいましょう。
ママのお腹の中でしっかり成長してきた赤ちゃんに診られるものでもありますよ！

「うちの赤ちゃんには鼻皮脂がないけど大丈夫なの？」と思うママもいるかもしれませんが、これには個人差がありますので、鼻皮脂が無くても大丈夫です。

この鼻皮脂は赤ちゃんの皮膚が成長してくることで段々見えなくなります。

消える時期も赤ちゃんによって異なりますが、生後1ヶ月～2ヶ月くらい経った頃には消えてくることが多いです。

新生児には鼻の皮脂以外にもこんな特徴が！

産まれたばかりの赤ちゃんには色々な特徴があります。

産まれたばかりの赤ちゃんは羊水や血液出濡れた状態にあり、皮下脂肪も少なくて体温調節も未熟です。

このため、帽子をかぶって過ごすようになります。

産まれたばかりの赤ちゃんに診られる特徴についてまとめました。

・鼻皮脂(面皰)
鼻の表面胃見られる白いぽつぽつしたものです。皮脂腺が大きくなったものであり、しっかりと成熟したという証になります。

・蒙古斑
赤ちゃんのお尻や腰に見られる青色の斑紋です。黄色人種の9割に診られ、心配するものではありません。
たいていが5歳ころまでには消えますが、大人になるまで消えない人もいます。

・胎毛(たいもう)
背中までびっしり毛が生えている赤ちゃんもいます。赤ちゃんの毛はとっても柔らかく、ソフトな触り心地です。意外と毛深くてびっくりしたママもいるかもしれませんが、成長とともに胎毛は抜けていきます。

新生児に見られるお肌の変化

赤ちゃんが産まれてからはお肌に色々な変化が見られることがあります。

■新生児黄疸

生後1～3日ほどで赤ちゃんの肌が黄色くなることがあります。これを新生児黄疸と言います。

■稗粒腫（ひりゅうしゅ）

直径1ミリ前後の白や黄色っぽい丘疹で、赤ちゃんのほっぺたやおでこ、瞼などに見られることがあります。
数週間で消えていきます。

■新生児中毒紅斑

赤ちゃんの体に散らばって出来る紅斑で、大小色々な大きさがあります。
し幹・下肢・上肢・顔の順に多く出来て、2～3日ほどで消えていきます。

■網状皮班

網状に、又は大理石のように見られる班で、幹や四肢に症状が出ることが多いです。
これは、血管運動神経反射が十分でない為に起こり、毛細血管の拡張が原因です。数日で消えていくでしょう。

■落せつ

角質層が剥脱した状態になり、手首や足首が割れて出血することがあります。3～4日経過を見ます。

乳児脂漏性湿疹の時の対処法

赤ちゃんのお肌のトラブルの代表的なものと言えば「乳児脂漏性湿疹」です。

この症状が起きてしまった時はどのように対処すればよいのでしょうか？

対処法1・皮脂を柔らかく

頭皮や眉毛に頑固な皮脂の塊が出来ることがあります。この場合は、ベビーオイルや白色ワセリンを使って皮脂を柔らかくして汚れを落としましょう。

塊をそのままにしておくと、厚くなって取れにくくなってしまいます。

対処法2．皮脂汚れを綺麗に！

脂漏性湿疹の原因は皮脂が過剰に分泌されてしまうことです。これを改善することはなかなか難しいので、毎日しっかりお風呂に入れて、赤ちゃんの体を清潔に保ってあげましょう。

【部分的なケアの方法】

■頭のケア

ベビー用のシャンプーで綺麗に洗ってあげましょう。頭の中に湿疹ができていることもありますので、たっぷりの泡で赤ちゃんの頭を包み込むように、優しく洗ってあげましょう。

■まゆげのケア

赤ちゃんの眉毛は湿疹が出来やすい場所でもあります。ガーゼにベビーソープなどを付け、かさぶたをこするような感じで洗いましょう。その後、濡らしたガーゼで粟を洗い流してあげましょう。