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離乳食を食べさせる時に赤ちゃんがスプーンを噛む理由と対策

2018.4.25

離乳食を赤ちゃんに食べさせようとするとスプーンを噛んでしまう赤ちゃんも多いようで悩んでいるお母さんは多いでしょう。

赤ちゃんはスプーンを噛んでしまう理由やスプーンを掴んで遊びだす理由とはなぜなのでしょうか?

赤ちゃんがスプーンを噛む事や遊んで離乳食を食べない理由についてまとめてみました。

離乳食を食べさせる時に赤ちゃんがスプーンを噛むのはなぜ?

今10か月の子供がいる母親です。私が赤ちゃんがスプーンを噛む理由として感じたのは、単純に「目新しい物への興味があり、噛んで確かめたい」という気持ちからだと思いました。

子供は一つの事に集中すると他のものは目に入らなくなりますよね。そのまま自由にさせていると夢中で噛み続けるのでは?と思いますので、対策が必要だと思います。

私が実践した方法をご紹介します。

・離乳食をすくってスプーンを口に入れる
ここで赤ちゃんはスプーンを噛むと思います。この時にこぼれたりしても味を感じる程度には離乳食が口に残ると思うので、まずは気にしないでください。

・赤ちゃんの様子を良く観察してスプーンを引き抜く
良く見ているとスプーンを噛む力が一瞬弱まるときが来ると思います。その瞬間に赤ちゃんの口からスプーンを引き抜きましょう。

・素早く離乳食をすくってまた赤ちゃんの口に入れる
赤ちゃんの口からスプーンを引き抜くときに、赤ちゃんがスプーンを握っているかもしれませんが、赤ちゃんがスプーンを握ったままで構いません。

ポイントは赤ちゃんが力を抜いた瞬間にスプーンを引き抜いて素早く戻すことです。

赤ちゃんが力を入れている時は特にスプーンへの好奇心が高まっている時です。その時に無理やり引き抜くと赤ちゃん的には取られたと感じてご機嫌斜めになってしまいます。

また、食べさせる事よりもまずは味を知ってもらう事が大切だと考え、今はこぼれてしまっても気にしない事もポイントです。

ちなみにうちの子は今ストローやコップで飲む練習をしていますが、ほとんどこぼしています。でも、飲もうとすることや何度も繰り返して成功に近づくことが大切だと思っています。

噛むから?赤ちゃんの離乳食用スプーンがプラスチックのワケ

市販されている離乳食用のスプーンは大抵プラスチック製です。安くて大量生産できるから?実はちゃんとした理由もあるんです。

ステンレスや銀製のスプーンもありますが、金属製品は熱伝導率が高くて熱や冷たさがスプーンを通して直接下に伝わります。しかし、赤ちゃんの舌は猫舌なので、温度を感じるものをあまり好みません。

プラスチック製なら食べ物の熱が伝わりにくいので、赤ちゃんが受け入れやすいのです。

赤ちゃんにとって熱い物はやけどしそうで嫌なのですが、冷たい物はまずいものと思ってしまう様です。

ミルクは人肌に温めてといいますが、冷たくさめてしまったミルクはあまり飲まなかったり嫌がったりします。例え真夏の凄く暑い時でも、赤ちゃんにとって冷たいものは不味く感じます。

冷たいジュースやかき氷が食べられるようになるころにはスプーンの材質は気にならなくなるでしょう。

また、セットものでスプーンやフォークで柄の長いのと短いのが入っているものがありますが、柄の長いのはお母さんが使うものです。赤ちゃんが自分で持ちたがっても、柄の長いスプーンやフォークは危ないので、柄の短い方を持たせるようにしましょう。

離乳食のスプーンを噛むのは飽きてる証拠?

赤ちゃんにとって唇や口は、物を知るために大切な感覚器官ですよね。赤ちゃんが何でも口に入れたりなめたりするのは、そのためだと言われています。

大体生後7ヶ月以降に知恵がつき始めると、赤ちゃんは「飽きる」ということを学習します。

離乳食を食べさせる時に同じスプーンを使っていませんか?離乳食を食べさせたときにスプーンを噛んだり、嫌がるのは、もしかしたら、赤ちゃんがスプーンに飽きてしまったのかもしれません。

赤ちゃんは好奇心旺盛で新しいもの好きです。しかし、もう知っているものには突然興味が無くなってしまうこともあります。

赤ちゃんがスプーンを嫌がる場合は、他のスプーンに変えるだけで離乳食を食べるようになるかもしれませんし、嫌がらなくなる可能性があります。

いつも同じ食器やスプーンを使わず、大きさや素材、色などを分かりやすく時々変えることによって、赤ちゃんの興味を引くことができます。

離乳食を食べてくれなくて悩んでいるお母さんはぜひ使っているスプーンや食器を変えてみてください。

赤ちゃんがスプーンを噛むのは歯が生えるから?

ものを噛むのは離乳食が始まるころに見られる行動で、噛む感触を確かめていたり、味を確かめるためにしている場合もあります。離乳食を食べるときにスプーンを噛む事があるのもそのせいです。

また、赤ちゃんは歯が生え始めると、歯茎がムズムズかゆく感じるようになります。赤ちゃんが色々な物を噛みだすようになるのは、このかゆみをどうにかして和らげたいためです。

自分の指やタオル、服、スタイ、玩具など、ありとあらゆるものを噛もうとすることもあります。これは、生後6か月頃に歯が生え始めるころに良く見られる行動で、この頃はよだれの量も増えます。

他には、周りの大人の反応を楽しんでいるケースもあります。例えばパパやママの指や肩を噛む事がありますが、これがパパやママの噛まれた時の反応を見て楽しんでいるのです。

子供がお友達を噛む事も同様で、赤ちゃんにとって噛むのはコミュニケーションの1つなのです。他にも、変な音を出したり声を発するのも同じ事です。

スプーンで遊んで食べないのも成長の証!

離乳食を母親に食べさせてもらっていても、赤ちゃんは次第に自分で食べてみたい、スプーンを自分で使いたいと思うようになってきます。

赤ちゃんにスプーンを自由にさせると、散らかすしこぼすしお皿やスプーンを落としてお行儀も悪いし遊んでいるようにしか見えないかもしれません。

しかし、この時に赤ちゃんは一生懸命学ぼうと探っている最中なんです。母親からすると遊んでいるように見えても、どうしたらスプーンを上手に口に運べるか、自分で食べれるようになるか勉強しているのです。

遊んでいるように見えるので、ダメ!と言ってばかりだと、赤ちゃんの意欲がそがれてしまいます。

遊んでいるように見えてもこの時の赤ちゃんの自分でしたいという意欲は今後の食の自立にも関わりがありますので、自分でやってみようとしている時は出来るだけやらせてあげましょう。この時、母親はただ見ているのではなく、赤ちゃんの口に離乳食を運んでください。

なお、赤ちゃんの遊びを妨げないようにするために、スプーンは母親用と赤ちゃん用2本用意しましょう。汚れ対策を万全にして柄の短い赤ちゃん用スプーンを赤ちゃんに持たせてあげます。赤ちゃんが自分で食べることが出来なくてもスプーンを使って遊ぶ行為も成長には大切なことです。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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