離乳食期のしつけはどうする?椅子から脱走する理由と対策
2018.4.25
赤ちゃんは離乳食期になると特に良く動くようになります。
子供の成長は嬉しいけど、食事中に椅子から立ち上がったり脱走するのは困りますよね。
離乳食を食べている時に椅子から脱走する理由や対策、食事中のしつけについてまとめました。
この記事の目次
離乳食を食べてる途中でいつも椅子から脱走!対策は?
「私は子供が椅子から立ち上がって遊びだそうとしたら、『ごちそうさまなの?』と声を掛けています。この言葉を聞いて戻ってきたらまた離乳食を食べさせますが、戻ってこなければあまり食べていなくても食事は一旦終了にします。
あまり食べていないのに遊びだしたら、食べさせたい気持ちは分かりますが、席を離れて遊んでいる時に離乳食を口に運ぶと食事中に遊んでもいいんだと教えているようなものだと思います。
遊びだしたら食事をやめても、お腹が空けばお腹が空いたとアピールしてくるでしょう。
また、椅子から立ち上がって脱走できないタイプの椅子を選べば脱走するのは防げますよ。」
「1歳くらいならダメって注意すれば伝わると思います。私の子供は9か月の時にダメ、ごちそうさま、座ってという言葉を理解していました。聞くか聞かないかは別として。
私の子供もじっと座って食べるのが苦手だったので、座っている事を褒めました。大人としてはじっと座って食事するのが当たり前ですが、「上手にお座り偉いね!」「美味しいね!」など話しかけて褒めていたら落ち着いてきましたよ。」
離乳食を食べずに椅子から脱走する理由とは?
・動きたいから
ハイハイが出来るようになって、つかまり立ちが出来るようになって、今度は伝い歩きが出来るようになります。子供の成長は親にとって嬉しい物ですが、月齢が進むにつれて赤ちゃん本人にも「動きたい!」という欲求が強く芽生えてきます。
離乳食を食べさせていると段々落ち着きがなくなり椅子から立ち上がろうとしたり脱走するというのはよく聞く話です。
食事中でも動き出したということは、赤ちゃんが動きたい欲求に駆られているということです。
食事中は席について落ち着いて食事をすることを教えるのは大切ですが、離乳食を食べるくらいの歳の子供ならしつけよりも赤ちゃんの欲求を満たしてあげる方が良いかもしれません。
しばらく好きにさせてあげて、時間を置いてからまた椅子に座らせると先ほどよりは落ち着いて離乳食を食べてくれることもあります。
離乳食時の脱走防止にはどんな椅子が良い?
今まで、赤ちゃんと出来るだけ同じタイミングで食事するようにしていました。ただ、赤ちゃん用の椅子がテーブルの高さと合わないので、食べるタイミングは同じだけどテーブルは別という状態でした。
これだと、椅子から脱走してしまうし、歩き回りながら離乳食を食べたりしていて、それが習慣になってしまうのはやめたいと思っていました。
そこで、母子が同じテーブルで食べる事にしたのです。同じテーブルで食べることで、食事のマナーや同じ食卓で食べる感覚を覚えてもらいたいと思ったためです。
そこで、子供も使える高さのテーブルを購入して一緒のテーブルで食事をするようにしました。まだ使い始めて間もないですが、別々のテーブルで食べていた時よりも脱走する事も減って落ち着いて食事が出来ています。
脱走する回数が減って、食べ歩きすることもなくなったので、ご飯に費やしていた時間も短くなりました。
まだ赤ちゃんでも同じテーブルで食事をするというのは良いものだなと思います。赤ちゃんも家族の輪に加わっている感じが伝わるのでしょうか。
離乳食期に椅子から立ち上がるのが気になる!食事のしつけはいつから?
離乳食期に大切なことは食べる事の喜びを教えてあげる事だと思います。そのためには、しつける事よりも食事に集中しやすい環境を作ってあげる事が大切です。
・座って食事をする
・「いただきます」「ごちそうさま」と挨拶する(子供は親の真似を出来るレベルで大丈夫です)
・おもちゃを片付けたりテレビを消すなど他に気が散らない様にする
・兄や姉がいる場合は、離乳食を食べさせている時に近くで遊ばせないようにする
食事に集中しやすい環境作りが大切なのは授乳時にも同じ事が言えます。泣いている赤ちゃんに行った実験についてこんな結果があったそうです。
生後2週間:少量のショ糖を舌に乗せると泣き止む
生後4週間:赤ちゃんの目を見ずにただ舌にショ糖をのせても泣き止まないが、お母さんが赤ちゃんの目を見て下にショ糖を乗せると泣き止む
つまり、ただ食べ物を口に入れれば良いというわけではないと言うことです。赤ちゃんでもコミュニケーションが計れているかどうかは分かります。
授乳中はテレビやスマホなど他の物に気を取られている場合もあると思いますが、赤ちゃんを見ていると授乳中にも赤ちゃんと目が合うことが結構あります。授乳中にも親子のコミュニケーションをとる大切なシーンなのです。
注意したりしつけをする時は一貫した態度で!
赤ちゃんを怒るとびっくりしたり、泣いてしまう事があります。いつもは優しい表情を見せてくれるお母さんやお父さんが恐い顔やいつもと違う声になるのですから、びっくりしたり泣いてしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんがびっくりしたり泣いたりした時に「ごめんね、びっくりさせちゃったね」と謝ったりおろおろしてしまう親がいますが、それは良くありません。
赤ちゃんはまだ状況判断や臨機応変な対応には慣れていません。昨日はよかったのに今日はダメ、お父さんとお母さんで違う事を言うなどの状況は混乱してしまうのです。
ですから、注意したりしつけをするときは、赤ちゃんが泣いたとしても一貫した態度を崩さない事が大切です。
また、赤ちゃんに泣かれたくないからといって、注意すべきことを許してしまったりすると、赤ちゃんは泣けば許してもらえるということを覚えてしまいます。
夫婦で教育方針にブレが無いように話し合い、赤ちゃんが泣いたとしてもダメな事をした時にはしっかり注意するようにします。そうすることで、成長とともに我慢することも覚えていくのです。
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