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【幼稚園の年少】お友達とトラブルを起こしてしまったら

2018.4.27

幼稚園の年少さんは、言葉よりも手が先に出てしまうことがあります。
こういったトラブル_02は、幼稚園へ通っていると一度や二度は起こしてしまうことです。
大人からすると「暴力」だととらえがちですが、動物がじゃれ合うようなものです。
このようなことを通して、対人スキルを身につけていくものです。
ダメなことはダメと教えなければなりませんが、どうしてダメなのかを理解させるには時間が必要です。

幼稚園の年少さんは、お友達とトラブルを起こしてしまいがちです

幼稚園の年少さん!
まだ、赤ちゃんっぽさが残っていて、本当に可愛らしいですよね。

そんな、3・4歳の年少さんが、幼稚園に通い出したからと言って、周りと仲良く、秩序をもって相手を思いやり、クラスの輪を大切にする園児になれると思いますか?

子供は、子供の輪の中でしか学べないことがたくさんあります。

「幼児教育」と聞くと、運動や学習のことを思い浮かべますが、そういったことは月齢と共に身についてくるものでもあります。

幼児期に一番大切なことは、子供の中で子供のルールを学ぶということでは、ないのでしょうか?

3・4歳児なら、言葉で解決することは難しいでしょう。
自分の欲しいものは「かして」より、先に取ってしまうことの方が、多いと思います。
そうなると、取られた子供は取り返しますよね。
こういった些細なことから、つい手が出てしまうことって、よくあると思います。
おうちでは自分の思いが通ることの方が多いでしょう。

でも、集団生活をしていると、自分のしたい事よりも、周りに合わせることの方が多くなりますよね?

そんな中で、自由遊びの時に、他のお友達から邪魔が入ると、ついつい手が出てしまう。
そういうことは、年少さんならよくあることだと思います。
大切なのはその後ですよね?

「かして」「いいよ」は大事ですが、叩かれた時にどんな気持ちだったかを、しっかりと認識させましょう。
そして、『自分がされてイヤのことは、絶対に他の子にはしない』と言う約束を守るようにするのです。

幼稚園の年少。トラブルはコミュニケーションのうち

小学校へ入る前に思いっきり友達とケンカをしないと、思春期になってから対人トラブルを招くようになります。

小さいうちに、相手を許す気持ち、許される気持ちを何度も何度も経験しないと、大きくなってから、どのように人と心を通わせていいのかが、わからなくなってしまうのです。

ケンカを繰返して、相手との距離感を学んだりしながら、コミュニケーションスキルを高めていくことが大事になってきます。

幼児期にそういった経験を積まないと、大人になってからは自己防衛ばかりして、他人とコミュニケーションを計ることができなくなってしまいます。

幼稚園の年少さんのトラブルと言えば、言葉よりも手が先に出てしまうこと

幼稚園の年少さんだと、男の子・女の子に限らず、手の早いお友達の方が多いかもしれませんね。

これは言語能力が発達していけば、手より言葉と言う手段を使って、色々なことを解決できるようになってきますので、大人は見守るほかないのです。

相手に怪我をさせてしまうような、悪意のある暴力はまだ年少さんではできないですよね。
それでも、タイミングや当たり所で、怪我をしてしまうことがあるかもしれません。
ですから、お友達のことを叩いては絶対にいけないということを教えながらも見守りましょう。

子供のトラブルに対して、大人が裁きをくだしては、絶対にいけない

子供のすることに対して、「善」と「悪」で処理してはいけないと思っています。
子供のすることやクラスで起きる出来事に対して、大人が親が、先生が、裁きをくだしてはいけないと思っています。

集団生活をすれば、大なり小なりトラブルが発生してしまいます。

ですが、それは集団生活における出来事なだけであって、裁かれるべき事例ではないと思います。

どうしても「うちの子は悪くない」「うちの子が原因ではない」と自己防衛本能が、働いてしまいます。
どちらも悪くはありませんし、どちらも被害者ではありません。

幼稚園児が悪意を持ってお友達に暴力を振るうことはありません。

して良い事と、悪い事の判断がつかない幼稚園児が起こした行動。
大人の判断基準からすると「暴力行為」かもしれませんが、幼稚園児の月齢の子供からすると「言葉よりも先に手が出ちゃった」と言うだけではないのでしょうか?

子育てをしていると、どうしても大人の基準に子供を引き上げようとしますが、一度自分が子供の目線になってみてはいかがですか?

我が子が、幼稚園のお友達に怪我をさせてしまったら

幼稚園で、自分の子供がお友達に怪我をさせてしまった場合には、どのように対処するべきなのでしょうか?

まずは、すぐに謝罪へ伺いましょう。
幼稚園児のすることなので、悪気や悪意があって手を出したわけではないでしょう。
ですが、怪我をさせてしまったことはよくありません。
怪我をさせてしまったことに対しては、誠心誠意謝罪してください。

それでも相手の気が納まらないようでしたら、幼稚園に仲介してもらい話し合いをするようにしましょう。

一番気を付けたいことは「感情的にならない事」
そして、子供の言い分のきちんと聞いてあげるという言ことです。

幼稚園の年少さんでしたら、どうしてお友達を叩いたらダメなのかをきちんと理解していないかもしれません。
親が思いつかないような理由で、手を出してしまったのかもしれません。

こういった子供同士のトラブルは、小学校に入っても、中学校に入っても起こりうることです。
ですが、幼稚園のうちから親の思うように解決してしまっては、子供が他人とのトラブルを解決するスキルを身に付けられなくなります。

トラブルを通しながら、対人スキルを身につけていると思い、対処するようにしましょう。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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