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ゼミは就活に影響を与える?ゼミと就職活動の関係について

2018.6.17

ゼミに入っている方が就活活動に有利なのではないかと思っている学生さんはたくさんいますよね。ゼミに入っているのと入っていないのとではどんな影響を与えるのでしょうか。

ゼミに入ることのメリットやデメリットを理解して、就職を有利な状態で乗り越えましょう。

そこで、今回はゼミに入ることで就活に与える影響やメリット・デメリットについてお伝えします!

ゼミが就活に与える影響は?

就活では自己アピールがとても重要になりますが、通常の授業の成績はアピールになりにくい傾向にあります。
よって、いくら期末に必死に勉強してレポートを作成して単位を取ろうとしても、それはあまり意味がないということです。

大学は各自で単位を自由に取得できますので、そのカリキュラムの人によって違うため、採用担当者は成績の良し悪しがよく分からないのです。

もし一番良いランク「秀」を取ったとしても、それが学生の間で「最も単位取得しやすい講義」という場合もありますし、二番目に良い成績の「優」が「最も評価を受けにくい講義」ということもあります。

成績表だけみれば「秀」がいいですが、その実情はわからないということです。

通常の授業の成績だけ見ても学生の良し悪しが判断できないため、何を重視するかというと、「ゼミ」の成績になるわけです。

ゼミは少人数の学生を教授が指導するため、学生の努力や能力に応じたリアルな成績をつけるからです。

ゼミが就活に与える影響は意外と少ない?

ゼミの専門的な勉強が就活にも役立つ、そんな思いを持っている学生も多いのではないでしょうか。
経済学ならビジネスに役立ちそうですし、物理学や化学なら企業の研究や開発部門で需要があるように感じます。

確かにこれから社会に出て応用が利くようなものもありますが、本当に企業はそれらを重視しているのでしょうか。

企業側が面接の際に重視するポイントはいくつかあります。

一番重視するポイント、それは「人柄」なのです。企業側は一緒にこれから仕事をしていくわけですから、その人本来の姿を見ているのです。

ついで企業への熱意、今後の可能性、性格適性検査や能力適性検査の結果と続きます。

大学で身につけた専門性や学生がアピールしがちなアルバイト経験などは、それほど重視されないということです。

またゼミに関して言えば、なんと企業の約7%としか重要と思っていないというデータもあります。

授業の成績よりもゼミの成績が重視されるとはいえ、それほど就活には影響しないということなのです。

優秀なゼミが就活に強い理由にはこんな影響があるから

ゼミの活動は就活にそれほど影響は与えないとしても、決してゼロではありません。

優秀なゼミは就活でも強いことが分かっています。

その理由は、優秀なゼミほど努力できる主体性を持った人材が育つからです。

就活では自身の過去や経験に基づいて質問されることが多いですが、優秀なゼミの中で意欲的に取り組み、その環境で努力している人は、そうでない人よりも魅了的に感じるのは間違いありません。

学生時代からゼミという組織のメンバーとして重要な役割を果たした経験をした人は、就活でも評価されやすいのです。

ただゼミに席を置いてるのではなく、一人ひとりが自身の役割を持ち、自分がどう貢献できるか考え主体的に行動してきた人は、社会にでても会社という組織の一員としてきっと役立つはずです。

優秀なゼミに在籍していた学生は、就活の際にも力を発揮できるのです。

ゼミに所属している場合としていない場合のメリット

ゼミに所属している人は、個人だけでなく複数で授業を進めていくため、人と連携する術を学べます。
一人では見落としがちなことでも、ゼミにいることでその間違いに気付けるのです。
一人よりも複数人で同じ目標ともつことで精度もアップしますし、たとえ行き詰ったとしても助けを求めやすいのもメリットの1つです。

複数人で進めていくのは対年ですが、それを経験することによって自分のペースを守ることの大変さと大切さを知ることができるのです。
自分の都合ばかり考えては組織として成り立ちません。
チームワークを通して人との関わり方を学ぶ、これもゼミに所属するメリットなのです。

ゼミに所属していないメリットももちろんあります。

一人で課題に取り組むことで、一人でも考え行動し解決していく力を養うことができます。自分を信じてやりきることで力もつきますし、何より達成感を味わうことができます。
一人でやりきることの大切さを知り、一人を知ることで改めて仲間を作ることの大切さも知る。これもゼミに所属しないことでしか得られないことです。

ゼミに入らないことのデメリットとは

大学でゼミに入らないと損をするのでは?と学生は危惧してしまいます。

サークルに入らない場合と同じようなデメリットはあるかも知れませんが、本当にゼミに入らないことが損とは言えるのかはあなた次第です。

ゼミは勉強する場でもありますが、サークル的な要素も持ち合わせています。
ゼミに入らないことでそういった楽しみを味わえないという点では、ゼミに入らないデメリットの1つともいえます。

ただゼミは誰が入っても楽しめるとは限りません。
メンバーと馴染めない場合もあるでしょうし、教授と合わない場合も当然あるからです。
すでにサークルに所属してるなら、特にゼミに入る必要はないと考える人もいます。

ゼミに入れば卒業論文を書くことになるので大変な部分もあります。
単位を取得しなければなりませんし、卒業間近に苦労することもあります。

そういった部分だけをみると、ゼミに入るデメリットもあるとはいえます。

この記事の編集者

意味ペディア編集部

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